支えあい連絡会 防災活動委員会に出席しました

支えあい連絡会 防災活動委員会

  • 令和7年度 第1回
  • 日時:R7.5.21(水) 16:00~18:00
  • 出席者:会長

防災活動委員会は12名で構成されますが、今回の出席者数は6名でした。

会議は冒頭、「今年度は防災活動においても、支えあい連絡会として、各団体の横のつながりを構築していきたいと思います。ついては現状の課題を伺いたく……」と始まったのですが、会議は最初から紛糾しました。

紛糾の内容は詳しくは書けませんが、この上白根地区が昔から抱える自治会町内会同士の関係性の問題が根底にあります。直接的な紛糾原因は直近の意見の対立が原因となっているのですが、その古くからあるわだかまりが障害となって、そもそも「支えあい」どころではないだろうと、支えあい連絡会としての根幹から話はもつれました。

その直近の意見の対立も、双方の主張を聞いている身としては、冷静に話し合えば誤解が解けそうなささいな言い間違いや受け取り方の違いだった可能性が高いと思うのですが、それができないほどすでに関係がこじれてしまっていて、言った言わない論争から抜け出せない状況になっているように見受けられました。

過去の経緯もあるので安易に仲良くしましょうとは言えませんが、ただ、地域のために、地域を住みよくしたいという気持ちは皆さん同じはずなので、皆が同じ方向に向かうよう可能な限り尽力したいと思っています。たかが2年目の一単会の会長ですが、だからこそできることもありそうな気がしています。

といった感じで会議はスタートラインにも立てない状態から始まったのですが、紛糾しつつも一部、一応の結論は出ました。おそらくここ数年一歩も前進しなかった状況からの貴重な第一歩だと思います。

今後、防災活動委員会としては以下の方針で具体的な検討を進めることで合意しました。

  • 上白根地区の各地域防災拠点は避難者を限定しない(予め定められている対象地域以外の住民が避難してきたとしても受け入れる)
  • 上白根地区の各地域防災拠点間で連携し、避難者の受け入れ先の調整を相互に行えるようにする
  • 上白根地区にある給水設備(ひかりが丘地域ケアプラザにある災害用地下給水タンク、四季の森小学校にある耐震給水栓、旧上白根中学校前にある緊急給水栓)は誰でも利用可能とする(利用者を居住地区などにより制限しない)
  • ひかりが丘地域ケアプラザにある災害用地下給水タンクの管理(給水訓練の主催、発災時の給水の運営など)はひかりが丘団地自治会が行う
  • 四季の森小学校にある耐震給水栓の管理四季の森小学校地域防災拠点運営委員会が行う
  • 各給水設備の給水訓練は担当の管理責任団体が主催し、近隣の自治会町内会も参加・協力して行う
  • 発災時の実際の給水においても訓練通り、担当の管理責任団体が運営し、近隣の自治会町内会もこれに参加・協力する

今回のところはここまででしたが、給水に関して言えば、今後具体的な給水の方法や給水時のルール(水は一人何リットルまでを目安にするとか)を決めるなどの検討を行っていく必要があります。


ちなみに上白根地区の給水設備は災害用地下給水タンク耐震給水栓緊急給水栓と3種類もありますが、どの地区にもそれだけ備わっているかというとそうではなく、下の地図を見てわかる通り、結構まばらに点在しています。上白根地区からは上白根北中、上白根小の耐震給水栓なども比較的近いですが、例えば旭区役所あたりでは緊急給水栓しかありません。(ちなみに緊急給水栓は発災後おおむね4日目以降から順次使用可能となるためすぐには使えません)



つまり、上白根地区にあるこれら給水設備は、だいぶ離れた地区の人たちも利用する可能性があるということです。また近隣住民だけでなく、地震発生によりズーラシアや里山ガーデンに来ていた人が帰宅困難になった場合にも利用することになるかもしれません。

なので前述の方針の中にある「利用者を居住地区などにより制限しない」というのはあたり前で、そもそも勝手に制限する権限などないのですが、この明文化は今のこの上白根地区にとってはとても重要なのです。


また災害時の問題は水だけではありませんので、例えば福祉避難所と地域防災拠点との連携など、様々な課題について今後一つずつ検討していきます。


それはそれとして、冒頭の「各団体の横のつながりを構築していきたい」というのも、結果的にその通り会議は進みませんでしたが、第四期計画の最終年度(詳しくはこちらを参照)の取り組みとしてはなんか違うんじゃないかと思ったのはまた別の機会で書けたら書きたいと思います。


投稿者:会長

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