民生委員の地区推薦準備会を実施しました
R7.4.12、当該地区の民生委員さんの欠員補充をするための地区推薦準備会というのを開催しました。
民生委員について簡単に説明しますね。
民生委員は正式には「民生委員・児童委員」と言います。民生委員さんのお仕事は主に下記のようなものです。
- 訪問活動:高齢者や障がい者のいる世帯、子育て中の家庭などの定期的な訪問活動。
- 相談・支援活動:生活上の悩みや困りごと、福祉サービスに関することなどの相談役および関係機関への紹介や情報提供。
- 地域活動への参加:地域イベントや行事への参加・手伝い。
民生委員さんは、地域住民が安心して暮らせるよう、地域住民の身近な相談相手として、高齢者や障がい者の支援、子育ての悩み、生活上の心配ごとなど、様々な相談に応じてくれます。また民生委員さんには民生委員法で守秘義務が課せられており、個別の相談等を通じて知り得た個人の秘密は守られます。
なお民生委員の任期は3年で、民生委員ごとに担当地区が定められています。当自治会地域を担当する民生委員さんの担当区域は地図に示す範囲です。
今回、当自治会地域を担当して頂く民生委員に欠員が出たため、旭区長から自治会長宛に、新たな民生委員の選出の依頼が届き、その民生委員さんを選出するための会議が「地区推薦準備会」なのです。
「推薦準備」とはどういうことなのかというと、その名の通り、候補者を推薦するための準備をする会議だからです。つまり、推薦会議ではなく、その前段階の、適切な候補者を選ぶまでの会議という位置付けですね。
民生委員は厚生労働大臣から委嘱される、非常勤の地方公務員です。
よって地区推薦準備会で選出した候補者は次のような流れで、旭区→横浜市→神奈川県と審査&推薦を経てようやく厚生労働大臣が委嘱を決定します。
- 地区推薦準備会:今回行った会議です。選出された候補者を旭区福祉保健課に提出します。
- 旭区長の推薦:旭区長を通じて横浜市民生委員推薦会に推薦されます。
- 横浜市民生委員推薦会:横浜市全体で候補者の審査・選考を行います。
- 横浜市長の推薦:推薦会の意見を踏まえ、神奈川県知事に候補者を推薦します。
- 神奈川県知事の推薦:神奈川県社会福祉審議会の意見を聞いた上で、厚生労働大臣に推薦します。
- 厚生労働大臣の委嘱:民生委員として委嘱します。これにより、民生委員としての活動が開始されます。
というわけで、今回は当該地区の欠員補充のための地区推薦準備会を開催したわけです。
会議の内容は守秘義務がありお伝え出来ませんが、会議の出席者となる推薦人については「地域の実情に通じ、地域住民の福祉等に関係のある者」を5人以上10人以内で選出しないといけないという決まりがあり、今回もそれに準じた方に声をかけさせていただき推薦人となって頂きました。
推薦人の候補としては例えば、P.T.A、保健活動推進員、スポーツ推進員、青少年指導員、ケアプラ職員などが挙げられています。
なので自治会は、どなたか民生委員をやって頂けそうな方を探してお願いするだけでなく、地区推薦準備会議を開くために推薦人になっていただける方を探して声をかけ、日程調整をして会議室を押さえ、資料を準備し……と、結構大変なのです。
ですが、その割に民生委員さんと自治会との接点はあまり……というか、正直ほぼありません。
地域イベントの運営のお手伝いで顔を合わせるぐらいですかね。
地域のために活動する民生委員さんと、地域住民の集まりである自治会とが連携する機会や仕組みがないのはもったいし、なんか変だなと思っています。(なのに自治会には民生委員の選出を依頼するって…)
自治会は民生委員さんに住民とのコンタクトをサポートし、民生委員さんからは地域の状況などをフィードバックしてもらう(守秘義務の範囲で)という連携体制が取れないものかと、今は思っているだけですが、できたらいいなと考えてはいます。
投稿者:会長
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